忙しい部長は1年、1日、1時間単位で積極的に遊びの時間をつくる。

今日はこんな部長のために書いています。

①部下が1時間のアポイント取るのに2週間後になる。

②会議でいつも5分出席が遅れて、参加者を待たせている。

③経営者から部の中期運営計画が貧弱だと言われた。

1年の中で遊びの時間をつくる。

忙しい部長は1年間の中で、まとまった休暇をとって、遊びの時間を作りましょう。

<1>ただ遊ぶのではなく、次の稼ぎ頭となる商品やサービスを考える

ぶっちゃけると、次何したら儲かるか経営者に示すものを考えるんです。

間接部門だと、どうやって部の運営を効率化するか・経費削減するかなど。

経営の末端を預かる部長は、それ一択です。

例えば、アメリカ、ヨーロッパ、中国の同業者が今どんな事をしているのかリサーチします。

あなたが必要とするトレンドは雑誌や本には載っておらず、YouTubeに載っていたりします。

なので、YouTube をこまめに検索します。

それを自分の会社にフィットするようにアレンジします。

それで、3つぐらいネタを仕込みます。

それぞれで、2年、1年、半年のスパンで運営方法を描いてみます。

(細部は後で課長に落として詰めさせるのも良いと思います。)

出来たら、上司の役員などと相談します。

すでにある会社の経営計画と符合するものが選ばれると思いますが、実際は手堅く儲かりそうな案になると思います。

休暇後にブラッシュアップして細部を詰めていきます。

<2>部長の権限委譲や代行体制が上手くいっているか確かめる。

話は変わって、年間に有給休暇が10日以上付与される会社は5日以上有給を消化しないといけなくなりました。

消化できない会社には罰則規定もあります。

会社の大小にかかわらず、猶予もありません。

なので、部長自ら率先して有給を取得するのを見せないといけません。

それで、部長は計画的にまとまった休暇を取るのです。

ただ、準備無しに漫然と休暇をとってもいけなくて、部長不在時の権限委譲や代行を決めておくのです。

というのも、部長のあなたが帰ってきて、こんもり自分の書類受けに書類が満載されて決済が止まっているのは組織的に良くありません。

部長決済は課長の何人かに小分けして担当してもらえれば、彼らの負担も少ないし、部長目線の勉強もできます。

課長で決済を落とせないものは、隣の部長にお願いするか、上司の役員に決済処理をお願いしましょう。

(隣の部長や上司の役員が1から処理するのではなくて、部下の課長が作ったものを承認するという意味です。)

そうして、帰ってきても、あなたを待ってる仕事は無くすようにします。

それが、健全な組織です。

あなたが帰って来て、滞りなく仕事が進んでいるか確認します。

あなたの部を強くするためにまとまった休暇を取って、上の<1>と<2>を実行するのです。

1日の中で遊びの時間をつくる。

部長であるあなたの1時間を部下がアポイントを取れるのはいつですか?

1週間以内に取れないなら、毎日の中で部長は自分のスケジュールに遊びの時間を積極的に取りましょう。

つまり、月曜日にその週の日ごとにスケジューラーで空いてる時間を1時間程度自ら予約するのです。

「部内打ち合わせ」「決済処理」とか書いて、急ぎでない会議が入ったりするのを防ぎます。

あと、9時以前、昼食時と17時以降も基本的にスケジュールは入れないように管理します。

そうしないと毎日で遊びの時間が取れません。

「会議の量が多いので、そんなの無理だよ」と言う部長は会議の出席の仕方を変えましょう。

本当に自分が出ないといけないものだけに限定します。

それ以外は、課長に振りましょう。

それでその課長に経緯を聞いて、決済や決定会議のみに出席して、決議します。

空いた時間は部下との話に当てていき、部下の人身掌握やモチベーションを保っていきます。

1時間の中で遊びをつくる。

部長は1時間単位で仕事や会議をしている事が多いかと思います。

1日の中で連続して会議が続くと前の会議が押して、次の会議に遅れてしまう事が良くあります。

決済者の部長が必要な会議であれば、出席者は待たなくてはなりません。

出席者は、課長レベルや他部署の人を巻き込む事が多く、その人たちの時間(費用)を奪ってしまいます。

部長を待っています。
(顔はにこやかですが、内心いい迷惑だと思っています。)

でも、そんな事は避けなくてはなりません。

なので、部長は率先して1時間の会議でも、55分で会議を切り上げると冒頭に話します。

55分で間に合わないならば、次の会議に間に合う所要の時間を話します。

こうやって、1時間の会議の中でも次の会議のための遊びの時間を作るのです。

役員や社長との会議がその後にあったりすると、その会議は絶対そうするでしょう?

それをどの会議にも取り入れるのです。

まとめ

忙しい部長のために遊び時間の作り方をご紹介しましたが、すでに実践されていますでしょうか?

他にも部長のスケジュールの立て方をご紹介してます。→リンク

1年、1日、1時間単位で遊びを入れていくと、時間を有効に使えます。

部長が「忙しい」と連発して発言して余裕がなく、振り回されれてるのは部を適切に運営できていないように見えます。

権限移譲など仕事のやり方を根本的に変える必要があると思います。

それができないと、ダメな部長と言われてしまいますよ。

冗談キツイですが、部下はそう思っています。