旗艦店を創る。
東京、大阪、京都、札幌、広島、福岡なんかで、飲食チェーンや服飾関係の本店や旗艦店創りのお手伝いをしています。
「旗艦店」とは本店と良く混同しがちですが、本店が地方にある場合など東京に「旗艦店」を作って、自社のブランドイメージを高めたりします。
なので、「旗艦店」は実験的要素が強かったり、冒険する店になりがちです。
ある意味正解なのですが、売り上げの維持や旗艦店を支える従業員のバランスが取れないと、潰れてしまいます。
東京では、その傾向が特に強いです。
今日は複数の服飾関係の旗艦店を立ち上げた経験を元にお話します。
あんまり詳しく書くと本業に響きますので、サワリという感じでご容赦願います。
旗艦店を成功させるには、大きく3つあります。
①立地
②人
③運営方法
当たり前ですよね。
でも、できません。
①立地
東京でも立地のいいところは、目玉が飛び出るほど高いです。
「1年間の家賃ですか?」
と聞いたくらいです。
その代わり人がわんさかと押し寄せます。
最初だけですが。。
デパートなんかもいいですが同じです。
逆に変な縛りがあったりします。
そんなことを見極める必要があります。
私がおススメしているのは、資本に応じたものになります。
例えば、いつまでの期間限定で、いくらまでなら出せるなんかを最初に決めておきます。
儲かればそのまま続けられます。
それに応じた立地を選びます。
立地から選ぶとすぐに撤退となります。
逆にへんぴな場所や雑居ビルの2階なんかでも、いいものを提供していると、リピートするお客さんが増えて、立地のいい場所に行ける体力がついたりします。
基本はいいものを提供することです。
流行りを追えば、すぐに潰れます。
確実です。
②人
旗艦店は東京にあることが多く、東京在住の人を雇うのがいいのですが、地方の本店と人事交流が出来なかったりします。
つまり、東京の人は田舎の本店への異動を嫌います。
会社へのロイヤリティが低いアパレル関係では、地方に異動となると、若い人は特にさっさとやめてしまいます。
人が流動しないので、店の雰囲気も停滞することが多くなります。
変な噂が立つと終わりです。
「あそこの店の店員は感じ悪いし、若い女性向けなのに、おばさん多いのもコンセプトズレてなくない?」
つまり、旗艦店は若い人やトップの人材を投入する必要があります。
地元採用の人で、色が飛び抜けて白いとか、背丈が190cmなんかあったりする人なんかです。
そんな人達をローテションとして旗艦店に投入して、活性化させます。
ポイントは固定させないことです。
アメリカや中国の子会社から人を短期で借りたりするのもありです。
「あの店の店員さんは素敵な人が多いとか、中国語喋れる人がいて、強いよね」
なんかになります。
③運営方法
最近は個人の売り上げノルマがない店舗が増えて、店舗当たりの実績で運営しているところが多いです。
個人にノルマを課すとどうしても「売ろう」とする行動心理になります。
店員がお客さんに売りつけるようなお店に誰も行きたくありません。
しかし、賞与にはその店の実績が強く反映されるようにします。
なので、店員はチームで店を運営するようにします。
こうすると店員の個人プレーから店員同士の協力プレーになります。
店の雰囲気もよくなります。
あと、売り上げもトップを維持するように仕向けます。
例えば、「あの人のためなら一肌脱ぐよ」みたいな店長を旗艦店に配属するとか、上得意様やセレブへのシークレットセールなど差別化戦略を旗艦店だけに許すとかです。
旗艦店は差別化して顧客を囲い込んで行きます。
差別化したお客様やリピーター様の満足度をいかに上げるかに腐心します。
まとめ
今日は旗艦店の創り方を考えてみました。
立地、人と運営方法が重要ということは分かりますが、
「実際、ウチの会社はどうすれば良いのか?」
となります。
それはいろんな会社さんがあるので、コンサルティングも千差万別です。
一度、Life for loveのコンサルティングに依頼してみませんか?
↓
すいません。
最後は営業になってしまいました。
しかし、現在は忙しくて弊社のコンサルティングは半年待ちの状況です。
また、ご縁があればよろしくお願いします。