どうでもいい事と重箱の隅について、考えてみる。
もくじ
どうでもいい事にこだわる人と重箱の隅を突つく人
どうでもいい事にこだわる人や重箱の隅を突つく人は、正反対に見えて結局は物事を進める上で生産性が悪いように思ってしまいます。
いつも、どうでもいい事にこだわる人が、上司だと困りますよね。
また、同僚に重箱の隅を突いて専門家気取りの人もいませんか?
今日はそんな人達を批判するのではなく、ちょっと違う観点から、少し考えたいと思います。
生産性のない業務(どうでもいい事)に気付く。。
まず、業務でどうでもいい事(生産性のない業務)に気づきましょう。
同じ部署にずっといると何が「どうでもいい事」か分からないですよ。
なので、他部門から異動した人を捕まえて、尋ねてみましょう。
それで、あなたが業務の「この部分が要らないのでは?」とか思っていても。。
そもそも他部署の人からすると、その業務自体が要らないと考えていたりします。
その場合、その人に代替案も尋ねるのがポイントです。
批判は簡単ですから。。
代替案が無ければ、一緒に考えてもらうのも一つの手です。
一方で、法律やコンプライアンスに関係するものは、どうでも良くありません。
それが、重箱の隅をつつくものであってもです。
それは譲れない一線です。
そうやって、どうでもいいことを見つけましょう。
作業手順書や業務手順書は、他部署の人が1度読んで分かりますか?
仕事でどうでもいいことの見つけ方。。
自部門の業務手順書なんか、バージョンアップされすぎて、ごちゃごちゃになっていませんか?
他部門の人が1度読んでわからないものは、すっきりとまとめる必要があります。
例えば、図やフローにすると分かり易くなります。
そうすると、他部門から来た人も業務がやり易くなり、間違いの作業が少なくなりますよ。
重箱の隅とは?
そもそも「重箱の隅」とはなんでしょうか。
『物事の取るに足らない部分を意味する語。また、取るに足らない部分ばかりを取り上げては文句をつけることを「重箱の隅をつつく」と言う。重箱の中心に据えられているご馳走よりも、隅のほうにばかりこだわっている様から転じて生まれた言葉である。』「Weblio辞書より引用」
とあります。
「取るに足らない部分」とはどうやって断定するのでしょうか?
例えば、みんながそう認識していれば、良い事になりますね。
なので、みんなと「取るに足りない部分」と認識を合わせる作業が要ります。
重箱の隅と認定する作業
誰かが「これは重要だ!」と声高に叫んでいても、あなたは重箱の隅だと感じることがありませんか?
声高に叫んでいる当人にとっては重要ですが、周りの人にはそう思えない。。
そんなことありますよね。
それを業務手順書に取り入れるか取り入れないか、判断をあなたが求められたらどうしますか?
まず、この人の意見をじっくり聴きましょう。
イザコザが起きるのは、大抵その人の意見を十分に聴いていないことがほとんどです。
でも、その人の話を鵜呑みにするのではなく、出来れば定量的に考えたいです。
例えば、その重要度(金額)とそれが起きる確率で、考えます。
つまり、年に1度起きて、起きた場合人件費換算で1万円損するとかです。
業務手順書に書いて防げるのであれば、書くべきでしょう。
業務手順書に書いても防げなければ、何らか手当てが必要でしょう。
その手当てに人件費と設備投資で100万円かかるとしたら、ほっといて構いませんよね。
定量化すると判断し易くなります。
定量化できない場合、他部署の重鎮や社外の専門家に妥当性を尋ねるのもいいかと思います。
妥当性の意見により、その案件が重要となれば「見落としていた案件」になりますし、重要でなければ「重箱の隅」となり、妥当性意見が判断材料となりますし、声高の当人への説明材料となります。
まとめ
今日は、どうでもいい事に気付くことと、重箱の隅をつつく事の妥当性判断について考えてみました。
このブログも重箱の隅を突つかないように気を付けます。