何のために生まれて、何をして生きるのか。
アンパンマンの主題歌は、「なんのために生まれて なにをして生きるのか こたえられないなんて そんなのはいやだ!」という歌い出しから始まります。
子供の頃ははっきり答えられたけど、現在ははっきり答えられる人は多くないと思います。
今日は、目標を見失いがちな中年になった自分と同じ境遇の人たちのために、人生の目標設定と実行について、考えたいと思います。
結論からいうと
①内省する。
②下準備をする。
③石橋を叩きながら渡る。もしくは石橋を跳び渡る。
の3ステップで行きます。
①内省する。
自分の心の深くに入って行き、内面を見つめます。
「私は何のために、生まれたのか。」
「何がしたかったのか。」
「何が大切なのか。」
「会社でどこまで目指すのか。」
ポイントは、行動するにしても、ワンチャンスしかありません。急ぐ必要はないのです。じっくり考えましょう。
また、自分軸で1つ、家族軸で1つ、社会軸で1つ考えます。
若い時は、軸が自分軸の1つでもやりたいことができるのですが、中年になるとそういう訳にもいきません。家族を犠牲にして自分のやりたいことはできないのは、現実にあります。
逆に、妻の収入で十分だとか、子供が独り立ちしたとかの状況であれば、できると思います。
私の場合、自分軸は「コンサルタント会社を起業する。」、家族軸は「父親しか出来ない役割をして、子供たちを1人前にする。」社会軸は「人助けをする。人の役に立つ。」です。
全ての軸が重なり合う部分をストーリーにしてみます。
例えば、コンサルティングを通じて人助けをする会社を起業する。しかし、収入を減らさず、忙殺されないで、家族とのバランスを取る。
こんな感じでしょうか?
②下準備をする。
やりたいことが明確になったら、下準備をしましょう。慌てる必要はありません。
資格を取るなら、勉強を開始します。「社会人の努力の考察」にも書きましたが、10000時間をかけて専門性を身につけましょう。また、分野を絞って自らが一番になるカテゴリーを作ります。
あと、1〜2年間無収入でもしのげる貯蓄をします。起業では、資金がなくなって廃業することがほとんどです。
転職するなら、複数のエージェントに頼みます。給料は下がることは覚悟して下さい。ある能力が飛び抜けていてスカウトされるのであれば、給料が上がります。
しかし、単に今の会社に見切りをつける形であれば、業界以下の給与水準の会社が多く求職しています。ですので、転職できても給料が下がるのは必至です。
転職で儲かるのは、転職エージェントだけです。
能力と財力を蓄えるまで下準備します。焦る必要はありません。
あと、人脈だとかコネとかも、紹介してもらったり、業界活動の中で増やしていきます。
③石橋を叩きながら渡る。もしくは石橋を跳び渡る。
能力と財力を蓄えても、今の現状から少しずつ試せるならやってみます。
例えば、副業するとかになります。今の会社をやめなくて済むなら、辞める必要はありません。
収入が本業を超えるようになったら、本格的にやるなど石橋を叩きながら渡ります。
能力と財力に客観的に問題ないと判断できれば、石橋を跳び渡りましょう。実行して進みましょう。
まとめ
中年の人生の目標設定と実行は焦る必要はありません。ワンチャンスしかありませんので、じっくり内省して、下準備して、石橋を叩きながら渡ります。
失敗する確率をほぼゼロにする事を考えます。これがポイントになります。