会社でも輪読会のススメ。生産性が上がります。
スティーブン・R・コヴィーの「7つの習慣」という本があります。この中で、私が衝撃を受けた一文がありました。『反応的な人は、愛を感情としかとらえない。彼らは感情に流されるからだ。
<中略>
主体的な人にとって、愛は動詞である。愛は具体的な行動である。犠牲を払うことである。母親が新しい命をこの世に送り出すのと同じように、自分自身を捧げることである。」と書いてあります。
それまで、ずっと愛は「感情」だと考えていたので、犠牲を払うことが愛であるとは思い付きもしませんでした。それに気付いたのが、30代半ば。少し遅かったかもしれません。
また、その本では、『愛とは、愛するという行為によって実現される価値である。主体的な人は気分を価値観に従わせる。愛、その気持ちは取り戻せるのである。』とも書いています。
本の中では、ポジティブ・シンキングと主体的であることは違うとも書かれています。
しかし、この本は500ページぐらいあり、内容も盛りだくさんなので、正直1人で読むには敷居が高いと思います。
なので、自分の勉強と一石二鳥を兼ねて、20代の後輩たちに早く知って欲しいということもあり、課内でその本の輪読会をやりました。それは、自分一人では完読できそうになかったのが半分の理由でもありますが。。。
輪読会:「本や論文などチーム員に紹介し、議論する会」
とでも、定義しましょうか。
そう、大学のゼミとかでやる本読み会のことです。これを開催するまでに、また一波乱ありで、「大学じゃあるまいし、輪読会って。。」とか、「間接部門だから、業務に差し障りない程度でやれ!」とか「参加者の強制参加はおかしい。。」とか。
初めは批判の嵐でしたが、やり始めると参加した人たちの主体性が上がり始め、課内の雰囲気が良くなってきました。この輪読会の効果はすごく、その本の担当パートだけでも鮮明に憶えていたりします。
これに味をしめて、業務効率アップの本なんかを読んで、実践で役に立つ輪読会も好評でした。輪読会の何が良いかというと、
課員の基礎知識や実践方法のレベルが底上げされる。
なので、業務効率が、必ず向上します。業務の生産性が停滞していて困っている課長さんやマネージャーさんは、即導入すべし。
鉄板です。ハズレなし。
ただ、やり方が難しくて、最初は課長やマネージャーが概要を説明するなど講義型から始めるのもアリです。あと、30分とか短い時間で開催し、寝る人をなくして、担当者の負担を最小限にしたりして工夫します。
また、絶対に巻き込みたい人もいると思いますので、その人の得意なのを担当してもらって、先生の位置付けからスタートしてもらいます。
さらに、部長や本部長もゲスト講師として巻き込めれば、大成功です。マイケル・ポーターやピーター・ドラッカーなんか詳しかったりして、尊敬されて彼らも鼻高々だったりします。
女性が多い職場ではランチセミナーをして、終業時間から輪読会を開催しない運営もありだと思います。
まとめると、
輪読会のやり方は、そのチームに合わせて運営する。
慣れてくると、1年間かけてやる大作のコースと1回の輪読会で終わる1回ショットのものを交互にやると飽きなかったりします。若手の育成システムに輪読会にはもってこいです。チームを底上げできます。
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