あなたに能力がなくても部長や執行役員になれます。
今日は、自分に能力がなくても部長や執行役員になるための方策を考えてみたいと思います。
うさん臭いものではなく、正統に考えてみます。
主な3つがあります。
それは、
①そのポストを埋めないといけない事情が発生する。
②スタートアップの小さい会社に転職する。
③企業する。
です。
①そのポストを埋めないといけない事情が発生する。
これは自分の力でどうにかするものではないのですが、会社で部長や執行役員のポストを埋めないといけない場合、普通であれば能力的に選ばれない人が選ばれます。
逆に能力があっても、ポストがなければ、課長にもなれません。
リンク:(課長になれない人は、必要な何かが足りない。)
IT系会社のAさん(男性)は営業系執行役員から取締役に昇進するので、執行側の人間ではなくなります。
つまり、担当する職務がなくなり、経営に専念することになります。
しかし、この会社はIT系で規模が1000人程度の大きさにも関わらず、女性社員の割合が非常に少なく5%程度でした。
「このご時世、取締役や執行役員に女性が一人もいない」のは、おかしいと、そのIT系会社の社長は考えていました。
社長はどうしたかというと40代の総務系の女性次長Bさんを執行役員に抜擢するのでした。
2階級特進です。普通ではありえません。
この女性Bさんは総務と人事を担当する執行役員になり、社長は、それまで担当していた総務人事担当の執行役員Cさんを取締役Aさんの営業系執行役員の後釜にしたのです。
株主総会でAさんの取締役が承認され、次の日に社長からBさんは次長から執行役員に任命されました。
Bさんは部長の経験がなく、あきらかに力不足でしたが、頑張って勤めを果たそうとしています。
周りの部長や次長のおじさん達は面白くありません。。。
「能力がないのに執行役員になるのは、つらいよな。」
「違う会社から女性をヘッドハンティングすれば、モラルハザードが起きなかったのに。」
とか、酒場で愚痴を言い合う人が多かったそうです。
そんなことを言っても何も変わらないので無駄ですが。。。
その年、その会社の離職率は例年より高ったそうです。
納得性の低い人事は周りの社員の士気にも関わりますので、社長も慎重に対処しなければなりませんでした。
どの会社でも男性・女性に関わらず能力のない人がポストにつくことがありますが、こういうことが背景にあります。
ある意味、会社を運営する上での必要悪として、受け流すぐらいにします。
間違っても、腹をたてて会社を辞めるのは得策ではありません。
日和をみながら目の前の仕事に全力で取り組みます。
それが、サラリーマンとしての最善の方法です。
それしかありません。
②スタートアップの小さい会社に転職する。
これは私の体験談ですが、能力がなくても小さい会社に行くと否が応でも、部門や会社の代表になってしまします。
若くても同じです。
以前、私は大きなコンサルティングファームに所属して、40歳でマネージャー(課長)をしていましたが、元同僚が会社を立ち上げて、忙しくて手伝って欲しいと頼まれて転職しました。
当時は、その会社は5人ほどコンサルがいましたが、すべての人がマネージャーであり、いきなり私は40歳で部長の役職をもらいます。
小さい会社で給料は、大きい会社ほど出せないので、その代わりに役職名を高くして箔をつけてくれます。
なので、外回りで名刺をだすと「部長」ですので、扱いが違うなど何度も経験しています。
また、2年後には執行役員にしてくれました。(名前だけですが。。さらに箔がつきます。)
役職を上げたい人はスタートアップの会社に転職するのがいいと思います。
他人の評価で昇進するというのは、能力が認められたということで、晴れやかになり気持ちがいいです。
違う言い方をすれば、少数だから精鋭になるしかないということでしょうか。
部門や会社を代表して交渉するわけですから、自分の器が早く大きくなるというものです。
昇進したければ、ライバルの少ない会社にいくのも筋が通っていると思います。
(一方、給料が高くなるとは限りませんが。。そこは価値観の問題になります。つまり、給料がよくて平社員でも大企業に安穏としているか、給料がよくなくても、部長としてバリバリ働くかは、人それぞれです。)
③企業する。
これは、自分の力で何とかできるものです。部長や執行役員ではなく、いきなり社長にもなれます。
①で酒屋で愚痴をこぼしていた人たちには、これをお勧めします。
これも私の体験談ですが、私も企業して社長になりました。
私に能力があるとは思っていません。
ただ、「私は、他の人よりも恐怖心が少なくて、行動力が多い」と先の会社の社長からのコメントがあり、そこの能力はあるのかもしれませんね。
(先のコメントも違うとらえ方をすると、「あんまり深く考えずに行動しまくる」というようにも捉えれますが、ここはいいように理解します。)
私は、2018年の1月に会社を立ち上げましたが、最初の1年は全くダメで、他社のコンサルのバイトなんかを掛け持ちしながら、会社を運営していました。
それから、このブログを見ていた製造業の会社様からぽつぽつですが、声をかけてもらうようになって、今ではこのブログが書けなくなるほど忙しくなっています。
大きなコンサルティングファームにいれば、まだマネージャーだったと思います。
なので、会社で昇進する見込みがなければ、副業から徐々に企業していくのをお勧めします。
会社を辞めるのは最後の最後で構いません。
それが、サラリーマンの正しい企業の仕方だと私は思います。
まとめ
能力がなくても、部長や執行役員になれます。つまり、空きポストを埋めないといけない場合、昇進できます。
(みんながみんなというわけではありませんが。)
しかし、自分の能力が他人に評価されないと感じる時は、企業して自分の力を試してみましょう。
酒場で愚痴をこぼすよりかは、はるかに健康的です。
でも、会社を辞めずに副業から始めるのが、固いサラリーマンとして企業する最善の方策と考えます。