子供に試されて親になる。

今日は子供に父親として成長させられた経験を話して、対策をお伝えしたいと思います。

私は3人の子供がいて、今では父親業も板についてきました。

しかし、15年前に初めて父になったばかりの頃は、経験も少なく底の浅い人間でした。

まず、長男は6ヶ月になって保育園に入れる初日から預けています。

妻も早々に復帰して働き始めました。

その2日目から私が保育園の送り担当になり、長男を預ける際に事件が起きます。

保育園に着いた時にオムツに長男が柔らかいうんちをしていたのです。

妻が用意してくれたお尻拭きは乾いていてあまり使えず、私の手にまで付く始末で、うんちの入ったオムツを捨てに自宅まで引き返しました。

なんとかやり過ごせたのですが、会社には遅刻で、妻にブリブリ文句を言ったのを覚えています。

完全に自分の用意の悪さなのですが。。。

経験不足もいいところですし、頭にきているから、保育園の先生に相談する余裕もありませんでした。

子供は父ができるか試しているように感じました。

こんな時は、どうするか?

簡単です。

保育園の先生に相談します。

「先生、子供がうんちしたのですが、お尻拭きが無くなちゃって。。」

先生:「あら、お尻拭きはコレ使ってください。きれいに拭けたらオムツはこちらで履かせときますよ。」となります。

先生:「うんちはトイレに捨てて、汚れたオムツはこの専用のゴミ箱に捨ててください。」

いつもより、5分程度時間がかかるだけです。

慣れたお父さんがそうしているのを見て学びました。

また、ある朝、妻も私も朝から外せない会議がある日に限って、子供が熱を出します。

38.5℃です。

どっちが休むか、もめます。

つまらない事ですが。。。

この時は病院に併設されている病児保育を事前に登録しており、運良く空いていたので、連れて行き、事無きを得ました。

この日を境に、違う病児保育をバックアップとして登録しに行ったのでした。

また、地域のボランティアヘルパーにも登録して、いざという時に助けてもらうようにしました。

それから、会議などで休めない日は最低でも1週間前には相手に伝えて、重ならないように調整しています。

広告:月々1,000円からムリなく資産形成。スマホ・PCから簡単口座開設!

最後に、辛かったのは、夜泣きでした。

2歳から治るまで1年間かかりました。

だいたい夜中の2時から泣き出し、30分間抱っこして、部屋の中を歩きます。

長男が眠ったら、また布団にそっと寝かせます。これが難しい。。。

人肌を感じさせながら寝かせます。こちらも大変疲れます。

失敗すると長男は身悶えて泣き出します。

こうなると2時間抱っこコースでした。

夜中2時から4時まで抱っこです。

辛い日々が続きました。

若くて体力があったから、乗り越えることができました。

それで、夜泣きへの対策ですが、睡眠時間を余計に確保します。

私は子供と一緒に夜の9時に寝て、 真夜中の抱っこを担当しました。

妻は、私が寝た後でで洗い物や洗濯を担当してくれました。

色々育児書を見て夜泣きへの対処を試したのですが、有効なものは見つからず、これぐらいしかありませんでした。

不思議なのは泣いていても夜中に家の外で抱っこで散歩すると、夜の風にふかれるのと自分の泣き声が反射しないので、すぐに泣き止みます。

夜中に10分抱っこで近所を歩くのですが、これで熟睡です。

2時間部屋抱っこから、10分近所の抱っこで済むようになります。

すごい生産性の向上です。

しかし、真冬は辛かった。

毛布を被ってベランダでなんとかやり過ごしました。

こんな感じで対処できるようになると、不思議と長男の夜泣きが治るのです。

2番目と3番目の子供は夜泣きすらしませんでした。

なんとも皮肉なものです。

自分ができるようになると、知ってか知らずかはわかりませんが、子供は試さなくなります。

子育てをしてそんな法則がわかるようになりました。

突発の発熱なんかはありますが、試されているとは感じません。

それはこちらが準備万端や経験豊富になると余裕が出て、苦労と思わなくなるとも思えます。