部長から役員になる人の3タイプについての考察。
前のブログで部長から役員になる人の特徴をお話しするとしていました。
それで、私が見てきた部長で、役員や取締役になる人は、大きく分けて3つのタイプの方がいます。
まず、実績を上げてきた人や実績を上げる再現性がある人です。
「その可能性がある」人はダメです。必ず、結果を出している人になります。
これは分かり易いと思います。
次に、人心を集めれる人。
「この人のためなら、一肌脱ぎます」という、人を惹きつける力が強い人。
最後に、社内環境や社内政治のバランスでなる人です。
纏めると、
①:実績を上げてきた人、これからも上げることが出来る人。
②:人心を集めれる人
③:社内環境や運が良かった人
になります。
①と②は兼ね揃えている人もいます。
②の要素があるから部下が結果をだしてくれるというものです。
また、①ではさらに2タイプに分けられます。
<1>抜群の専門性を持っている人。
<2>未来が見える人。未来を創れる人。
①:実績を上げてきた人、これからも上げることが出来る人。
<1>:抜群の専門性を持っている人
<2>:未来が見える人。未来を創れる人。
<1>ですが、例えば部長から役員になった人で、その人にプロジェクトを任せれば、いつも億単位で利益を上げる人がいました。
その人はその分野で圧倒的なノウハウをもっており、クライアントがその人を指名するほど業界では有名になっていました。
それぐらいの専門性を持っている事が重要になります。
<2>ではアメリカのトレンドや世界の潮流を的確に捉えて、その後の日本への導入に先駆けて準備する人や、本当に未来を創れる人になります。
これらの実力を持っている人は更に上がります。残念ながらこういう人は少ないですね。
イメージ的には独立して会社を興しても成功する人になります。
②の人心を集めれる人では、胆力がある人や、その他、期待を語れる人が該当します。
胆力のある人とは、部下に仕事を任せ、自ら責任を負う人をいいます。
更に期待を語れる人は、仕事の意義やその人への期待を話すことができる人になります。
②:人心を集めれる人
<1>胆力のある人
<2>期待を語れる人
最後に社内環境で役員になった人もいます。
例えば、合併会社で旧の出身会社のバランス合わせで役員に選出されたとか。
昔は凄かった人。
分かりやすいところで、経営者との血縁関係とか。
また、その部門で役員候補者がおらず消去法で選ばれる人などでしょうか。
あと、①や②を単独でもっているのではなく、いろいろ複合した要素を持っている人です。
一方、経営の視点やバランス感覚がよいなど①や②に当てはまらない人もいます。
社内環境で役員になる人が多いのも事実になります。
年齢や性別で抜擢される方もいますし、社風に合ってるとか感覚的に選ばれる人もいて、本や教科書通りにはなりません。
しかし、部長から役員になるには、実績を上げることが、最大の要因になります。