スーツ上級の装いをする。



Webページでスーツを検索すると、スーツがファッショナブルすぎて、40代以上の人には向いておらず、会社で浮いてしまいそうなものが多いと思います。

そんなスーツを着て出社しても、ファッショナブルだけど中身がないように判断されそうです。それではとても勿体ないですよね。

ここでは少し切り口を変えていきたいと思います。まず、スーツの装いですが、全体の調和がとれるように気を付けます。前にブログにも書きましたが、装いの格を一つ上げることが出来た人は、上級の装いにチャレンジしてみましょう。

結論からいうと上級の装いは、自らのスタイルを確立することにあります。

ブランドスーツを格好よく着こなすのとは、どこか違うということは、分かっていただけるかと思います。

あるスーツ好きの社長はダブルのスーツしか着ません。

バブル時代の肩パットが入ってダブダブのシルエットではなく、ウエストがキュッとしまってるスタイルです。

その社長に聞けば、イギリスの高級生地を使っているそうで、かなりの凝りようでした。

明治時代の白黒写真に出てくる紳士のようで、会社の執務室は、調度品も釣り合いがとれるものが揃えられています。

一瞬で風格が違うのが分かります。そこまで、この社長は取り組んでいました。

 

ある営業マンの方は、イタリアの上品なスーツを着ており、襟には会社が作ったゆるキャラのマスコットのバッジが光っています。

紺のスーツにあう白地のマスコットは良く計算されています。

面談の当初から先方のお客さんは、気になって、そのゆるキャラの話になるそうです。小物を使った装いで印象の残り方が違うそうです。

同業のあるコンサルタントは、濃紺のスーツの上着にチェンジポケットをつけて、セミナーではホワイトボードにキーワードを書いていきます。

その際に、右側にあるチェンジポケットのフラップがヒラヒラとはためきます。受講者には、それがなんとも優雅に見えるのでした。

最後に、病院や薬局に薬の説明などをするMRさんは、先生の診療が終わるまで待っていなくてはいけません。その方は、スーツに帽子を被り、ステッキを持つイギリス紳士の姿で有名でした。

大きな病院では他社のMRも多く競合が激しかったので、いろんな人に見られて覚えられる事を計算して、ほぼ毎日、診療の終わるお昼過ぎの診療室前に待っているのでした。

いないと周りの先生や看護師さんが「どうしたのかしら。」と噂されるレベルになったとか。

面識のない先生や看護師さんも「ステッキの紳士」というと分かるのでした。

このように、装いの格を上げて、自分のスタイルを確立すれば、上級の装いになります。