会社を喰い物にしない。組織を仲良しクラブにしない。



今日は、経営者が経費を好き勝手に使うとどうなるか、社内でお友達人事をすると、どうなるかお話ししたいと思います。

①営業本部長が使節団を組んで、欧米アジアの各拠点を巡る。

ある会社の営業本部長は、期末に予備費が1億近く余っていることから、配下の部長10人と使節団を組んで欧米とアジアの各営業所を視察する事になりました。

周りからは、「何しに行くんだ?」とか揶揄されながらも、視察は敢行されました。

アジアではゴルフもしたそうです。高級ホテルや空港ラウンジでの楽しい裏話が、お伴した部長から漏れていました。

視察先の駐在員からも準備が大変だったとかも漏れ聞こえてきました。そんなこんなの噂が飛び交い、社内がざわついていました。

その本部長はその会社の取締役も兼ねていたのですが、その年の株主総会では再任されず、相談役に退く事になりました。

本部長は、相談役に退く事を既に決めていたから、批判をお構いなしに最後の花道を飾ったという見方と、取締役会で批判を浴びて退任したとの見方がありましたが、真相は不明のままです。

いずれにせよ、会社を儲けさせる役職者が行き過ぎた行為をすると役職を返上する事になります。

 

②上司の不倫相手を配偶者にした部下

その当時、部長であったAさんは、同じ部署のB子さんと不倫をしていると噂されていました。何人もプライベートでの密会を目撃しているそうです。

転職してきたCさんは、A部長とB子さんの関係を知りませんでした。

A部長は昇進し、役員になった頃からB子さんとの関係を清算しようとしたらしく、CさんとB子さんの中を取り持つようになったそうです。

Cさんの周りの人は、Cさんにやめるように忠告したそうですが、CさんとB子さんは結婚してしまいます。

どうなったか。

Cさんは、A役員からの引きがあり、昇進を続けます。周りはその昇進の速さを怪しみます。

「Cさんは知っていて結婚したのではないか」

「CさんはA役員を脅しているのではないか」

など様々な噂が飛び交います。

今や、Aさんは社長になり、Cさんは本部長です。なので、その会社の社員の酒席では、決まってCさんたちの悪口になります。

その会社の人事はCさんだけでなく、全体的にA社長を頂点にしたお友達贔屓人事で、懇意ではない人は冷や飯を食っています。

 

まとめ

残念ながら、①の取締役は全額退職金をもらい、相談役として1年安泰して相談役員室に鎮座していましたし、②のA社長とC本部長は右肩上がりの会社経営をして、10年間最高益を出しています。

会社の経費を無駄にしても会社が安泰であれば不問になりますし、最高益を出せばお友達人事や仲良しクラブでも良い組織になります。

道理から言うと、会社の経費を喰い物にする経営者は追放されますし、お友達人事の仲良しクラブでは業績を上げれず稼げません。

しかし、会社の収益に問題が無ければ、「強いリーダーシップの取締役だった」とか「有能な経営者」の評価となります。

気持ちは釈然としませんが、現実はこんなもんでしょうかね。