トカゲのしっぽ切りにあったら、しっぽは激しく暴れます。
今日は、会社の労働組合に入っていない課長や部長に向けて書いています。
社長や取締役などの経営者やそれに近い役員から直接指示を受けて、不正を働かないといけなくなった時の課長や部長の防衛手段を書いています。
「うちは東証1部に上場しているから、経営者はそんな不正はしないよ。」
あなたはそう言い切れますか?
不正の指示は、まず断る。
不正の度合いが強いほど、経営者が直接あなたに指示します。
それも、証拠が残らないように、口頭で。
もし、メールで補足指示なんかがあれば、自分の私用メールアドレスに転送して証拠として残しておきます。
(というのも、会社のメールアドレスの内容は容易に消去されてしまいます。)→リンク
一方、人道に反する指示であれば、即刻、断っていいでしょう。
そうでなければ、「少し考えさせてください」と時間を稼ぎましょう。
それが、部長と課長のあたりさわりのない逃げ方です。
それでも、不正を指示されたら、証拠を取る。
部長や課長は先手を打ちましょう。
ICレコーダーを用意して、経営者と話をします。
あなた:「社長、この件はコンプライアンスに明らかに違反しますので、お受けできません。」
社長:「これが上手くいけば、君を役員にする用意がある。君なら穏便にできると思うが。嫌なら一線を退いてもらうからな。」
上のような言葉が取れたらあなたの勝ちです。
あなたは言質を取れるように粘ります。
一方で、あなたは上司の執行役員とともにやる事になりました。
もう、逃れません。
力をつける。
管理職は組合に入れないと思い込んでいませんか?
会社外になりますが、管理職でも入れる組合があります。→リンク:管理職ユニオン
入れない人もいるので、その場合はこの方面に明るい弁護士さんに相談します。
不正をするもしないもあなた次第です。
まず、自分の意思を明確にして、彼らのアドバイスを受けます。
あなたは力をつけて身を守ります。
しっぽを切られたら、しっぽは激しく暴れる。
もし、経営者にとかげのしっぽとして切られたら、あなたは激しく暴れましょう。
それは、合法的にですよ。
証拠を取っているので、こちらが勝ちます。
会社を辞めさせられたら、地位を回復してもらいましょう。
会社に未練がなければ、慰謝料や補償金を積ませてやめましょう。
社長を引きずり下ろしたい人はとことん闘いましょう。
あなたの闘う姿勢で相手は怯んで軟化します。
あなたが不正に加担してても、負い目を感じる必要はありません。
業務指示との証拠があります。
まとめ
部長や課長になるとコンプライアンスにギリギリ抵触しないグレー案件とか、法律に違反してしまうブラック案件も扱うことがあります。
なので、「いざ」という時のために、自衛の手段は持つべきです。
丸腰だと、良いカモにされてしまいます。
「会社のため」という言葉に惑わされては、いけません。
そうやって経営者は自分の事しか考えていませんよ。
なので、とかげのしっぽ切りに合ったら、激しく暴れて注目を浴びましょう。
注目されて闇が明るみになる事を経営者は一番恐れています。