自分の「器」を大きくする。
自分の人間的な「器」を大きくしたいと思っている人は多いと思います。
それで、研修で「自分で器が大きくなったと感じた時はどんな時ですか?」と尋ねるのですが、次の3点に集約されます。
①器の大きい人と交流する。
②扱えるお金の額を増やす。
③修羅場を体験する。
まず、多いのが①です。器の大きい人の考え方や行動量、そのスピードが桁違いの場合、その人から受ける刺激で自らの器も大きくなるというのです。
私もいろいろな社長にお会いして、行動力とスピードで圧倒される方がいます。
その時には、すごい刺激を受けるものです。
その中でも一番大きいのが、考え方で、今までそんな考え方をしなかったのだけど、器の大きい人と交流すると、そんな考え方もあるのかということが分かります。
次に、②ですが、扱えるお金といっても会社のお金ではありません。会社のお金で億単位で使っていても、自分の器は大きくなりません。
それは、自分の使えるお金を意識的に増やすのです。
安いのを沢山買うような無駄遣いとも違うのですが、自分がそれに対して、これまで出せなかった金額のもの扱えるようにするのです。
例えば、これまで会社使いの時計は5万円だったけど50万円のものにするとか、普段2000円のワインから3万円のものを買うとかです。
それを試してみて、違いや価値を見いだせれば器が大きくなります。
見出せなければ、まだそのレベルに達していません。
なので、それぞれ、10万円の時計か、5000円のワインで試してみましょう。
最後に、自分の器が大きくなるもので最強なのが、修羅場を体験するものです。
「外回りで一番ハードで辛かった時期が、一番成長できた。」とか「出向先で揉まれてコミュニケーション能力と巻き込み能力が量子力学的に飛躍した」などの意見がありました。
皆さんの意見を聞いていて感じたのは「器が大きくなる」のを実感する というのは、成長が連続した直線上にありませんでした。
それは、10倍以上の飛躍があるものでした。器を大きくしたい人は意識的に10倍以上の飛躍できる体験や金額を目指すのが、良いと思います。