会社では、他人の服装と体型・容姿の評価は口に出さない。
会社では、メンバーの服装や体型・容姿について、口にする事はやめましょう。
セクシャルハラスメントになるかもしれません。
冗談でもダメです。
男でも女でも関係ありません。
会社は仕事をするところです。
容姿の評価は、蓼食う虫も好き好きと「肝」に命じて口にだしません。
職位が上れば尚更です。
それが、いまの感受性の基準です。
それをわきまえないと、悲しい末路になるのは必至です。
①会社の外で関係ない人でもセクハラしたら、アウト。
有名な話で恐縮ですが、ある食品会社の役員と社長が、空港のラウンジで係りの女性社員に、「彼氏はいるの?」とか、「彼氏と会う時は、制服で会ったりするの?」とか尋ねたそうです。
それを航空会社がその食品会社に報告したことで、その役員と社長は、会社を辞任しました。
海外出張前でお酒が入ってたせいもあって、気が緩んだのでしょうか。一発レッドカードで退場です。
なんとも格好のつかない辞め方です。
その会社はセクハラを容認しないことから、そういう形になりました。
上場企業であれば、セクハラは容認しません。
それは、他人事ではありません。
そういう話をしたい人は、セクハラを商売にしているお店に行かないといけません。
だから、高いお金を払うのです。
②「髪切った? 」「綺麗な色のスカートだね。今日どこか行くの?」
髪の毛を切ったら、その人に声をかける人いませんか?
それも言われる人によって、受け止める人によってはセクハラになります。
絶対的基準がないので難しいのですが、服装もネタにコミュニケーションしてはいけないのです。
純粋な気持ちで「綺麗な色のスカートだね。」と言っても、相手が「性的な嫌がらせ」と受け取れば、セクハラとなります。
さらに「今日はデートかな?」といえば完全にアウト、余計なお世話です。
③体型(デブ・チビ・グラマー・ヤセ)とか容姿(ハゲ・ブス)などの発言は、ハラスメント(嫌がらせ)になる
男性は男性を批判したり、女性が女性を批判するのはセクハラにならないのですが、体型や容姿を批判するともっと基本の「嫌がらせ」となります。
事実でも会社で言う必要はありません。
「部下とコミュニケーションがとれないよ」と言う方は、考え方を改めるいいチャンスです。
ダイバーシティーを認める入り口になります。
体型や容姿の評価を口に出す事は、肌の色を批判するのと近くなります。
Office は「Official」な場です。お金を稼ぐところです。
稼ぐことに関係のない話はしてはいけないのです。